始めに

自然保護・保全には生物のデータが不可欠であり、それらの蓄積がなければ行政や企業の開発に対して何も言えないのが現状です。

愛知生物調査会は、あらゆる生物を対象に分布・繁殖・行動について調査を行い、その結果に基づいた根拠あるデータの蓄積をし、自然保護・保全の啓蒙・普及活動に取り組んでいます。
必要のない開発には反対をし、やむを得ない開発であれば何を優先すべきかの提案を行うこと、そのどちらも 数年間のデータを示すことが不可欠です。

私たちの活動一つ一つが、子孫の「幸せ」に繋がると信じて…


会の歩み

 2003年
■愛知県野鳥保護連絡協議会(県内に存在する十余の野鳥関係や自然保護団体が加盟する協議会)が、愛知県や 企業から依頼される調査等の中で、団体や個人では対応困難な依頼につき、これを引き受けるための団体として発足。

■中日本高速道路(株)が県内に計画する新東名高速道路建設に対し、自然環境保護に関する提言を実施。 (現在も継続)


 2005年
■10月 法人格を取得し「特定非営利活動法人愛知生物調査会」に名称変更。

■中部電力(株)より「知多方面風力開発可能性調査のうち、渡り鳥(小鳥類等)調査」(秋季)の依頼を受け、 これを実施。


 2006年
■中部電力(株)より「知多方面風力開発可能性調査のうち、渡り鳥(小鳥類等)調査」(春季)の依頼を受け、 これを実施。


 2007年
■愛知県環境部より、レッドリスト作成のための鳥類調査を依頼され、これを実施。


 2008年
■愛知県環境部より、レッドリスト作成のための鳥類調査及び「レッドデータブックあいち2009」の中で鳥類 部分の作成を依頼され、これを実施。

■愛知県環境部より、県内におけるコノハズクの生息調査を依頼され、これを実施。

■トヨタ自動車(株)が豊田市・岡崎地区に計画する「新研究開発施設」の建設に対し、自然環境保護に関する 提言を実施。


 2009年
■愛知県環境部より「レッドデータブックあいち2009の概要」作成を依頼され、これを実施。


 2010年
■愛知県環境部より「あいちの身近な野鳥」の作成を依頼され、これを実施。

■愛知県環境部より「愛知県移入種リスト」の鳥類部分の作成を依頼され、これを実施。


 2011年
■国交省豊橋河川事務所の企画する「矢作川流域圏懇談会」に参加。(現在も継続)

■愛知県環境部の企画する「西三河生態系ネットワーク」及び「知多半島生態系ネットワーク」に参加。 (現在も継続)

■愛知県環境部環境政策課環境調査センターが作成した「愛知県の移入動植物」(別名:「ブルーデータブック あいち2012」)の鳥類部分の作成を依頼され、これを実施。

■愛知県環境部環境政策課環境調査センターが実施した「愛知県希少野生動植物実態調査」の中で鳥類 部分の調査を依頼され、これを実施。


 2012年
■愛知県企業庁が豊田市・岡崎地区で用地造成を行う「トヨタ自動車新研究開発施設」の環境監視委員会に 委員として参加し、自然環境の保全や生態系の維持について具体的な提案を実施。 (現在も継続)